腰痛解消のツボと予防対策

腰痛は肩こりと同様に鍼灸治療によって高い効果を得られることがあります。鍼灸は、皮膚や筋膜などの部分に古来経絡や経穴と呼ばれてきた特定の刺激部位をツボとして鍼や灸を使用して刺激を与える治療方法で、各種疾病に治療的な介入をする東洋の医療技術です。

世界保健機関WHOにおいても鍼灸療法の適応とされた疾患として、神経系疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、代謝内分秘系疾患、生殖泌尿器系疾患などと共に運動器系疾患である、腰痛をはじめ関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎もその効果が広く認められています。鍼灸治療の利点は他の治療法とも併用できることで、病院での最先端の治療との両立も可能です。

又、妊娠中、授乳中の人、薬の使えない人でも受けることができ、血行不良の元を改善するので、腰痛以外の他の病気の回復や予防にも役立ちます。

鍼灸のツボは腰部の腎兪穴、大腸兪穴、志室穴などとなり、他にも、膝の後ろにある委中穴への鍼や、足の照海穴、又、全体的な体調を整えるために背部や腹部の経穴も用いられます。

現在、健康保険による鍼灸治療が認められているので誰もが手軽に施術を受けることができるのもメリットとなっています。